The PEACEBOAT voyages of SHY




タヒチアンの挑戦


僕の最終目的地「タヒチ」では、交流ツアーを選択。
「タヒチアンの挑戦」。
タヒチの先住民「マオヒ」のアイデンティティ復権と自立を目指す
NGO「ヒティ・タウ」
(主催のカブリエル・ティティアラヒを中心にバニラやココナッツの栽培、ポリネシア流漁、などで得た資金でマオヒの土地を買いもどし、
フランス政府からの援助金に頼らず地元の経済を発展させ、雇用、教育活動も行う団体)との交流プログラムである。
 1月4日早朝パペーテ(タヒチ)に入港。上陸後バスに乗り込み、約2時間タヒチの歴史の講義を受けつつ「ヒティ・タウ」の本部へ向かう。
到着すると、やしの葉で出来たレイと、ココナッツジュースで歓迎を受ける。
その後ビーチへ向かい、しばし海水浴。
「タヒチ」のビーチは遠浅でリーフの海だった。
早速、調査活動。
やはり沖縄にもいるような魚達。サンゴ達。
縁起の良いといわれる「タコ」を発見。
タヒチの海を楽しんだ。景色が美しい。


再び「ヒティ・タウ」にもどりフランス政府の核実験施設で長年働いて被爆した人の証言を聴いた。
「日本はアメリカに核爆弾投下に対する謝罪を求めたのか。」との質問に言葉をつまらせてしまった。
夜は共に食事をし、火を囲んで交流パーティとなった。
タヒチの歌と踊りで僕らを歓迎してくれた。
僕をピースボートに紹介してくれた
高円寺のライブハウス「JIROKICHI」のマスター「アボさん」が、水先案内人として合流した。
久々の再開。
「アボさん」のドウジュリドウと僕の唄でセッション。
初めてタヒチの人の前で歌う。
「シャイパ」の2人娘も一緒に歌う。
僕らが歌うと雨が降ってきて、パーティーは終宴となった。
「ガビ」(主催)は恵みの雨だと言った。
パーティ後はピックアップに分乗して、ホストファミリーの家へ夜のドライブ。
タヒチではピックアップの荷台にガンガン乗り合いで移動している。
「ステラさん」は大工さんのご主人と娘さん達と暮らしていた。
シンプルだけど居心地の良いステキな家だった。
フランス語とマオヒ語の「ステラ」さん。
英語と日本語の僕ら。コミュニケーションは楽しく、笑えた。
ハードスケジュールだった為、まもなく爆睡。


朝食は、しょう油味トマト煮の魚と春巻、ご飯、フランスパン、といったタヒチアンブレックファスト。
そしてたっぷりの果物をごちそうになった。
2日目は農作業の交流、タロイモを「ヒティ・タウ」の農場から本部の畑に植え替える作業。
実ったタロイモは次回のピースボートの交流メンバーが食べるのだそうだ。


昼食の間も僕は歌う。
「MUSIC FOR LUNCH」タヒチの人達とセッション。
音楽好きで陽気な人達だった。
再会を祈り、「ヒティ・タウ」を後にした。
僕ら1人1人に花束を。バスはお土産でいっぱいになった。
「ガビ」(主催)は本当によく働く指導者。
情熱のカタマリのような男だった。